- 南太平洋における勢力拡大を狙った日本軍の航空基地建設を阻むため、アメリカ軍は第二次世界大戦で初めての対日反攻作戦に乗り出し、1942年8月7日、第1海兵師団をソロモン諸島のガダルカナル島に上陸させた。太平洋戦争の転換点となったこの上陸作戦は、アメリカの参戦決意を世界に知らしめた。
- 日本軍の拠点ラバウルを孤立させ、連合国軍総司令官ダグラス・マッカーサーのニューギニア北岸進攻を支援することを目的に、1943年12月26日、第1海兵師団はニューブリテン島グロスター岬に上陸した。絶え間ない豪雨の中、激闘が繰り広げられた。
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- ダグラス・マッカーサー将軍によるフィリピン反攻作戦の前進基地確保のため、 1944年9月15日、第1海兵師団はパラオ諸島のペリリュー島に上陸した。日本軍は珊瑚礁でできた小島に蜂の巣状の洞窟陣地を築き、組織的な消耗戦を展開。猛暑の中、戦闘は長引き多くの死傷者が出た。
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- 海兵隊は1945年2月19日、硫黄島に上陸。護衛戦闘機の基地を確保し、マリアナ諸島に拠点を置くB-29の避難所とすることが目的であった。日本の守備隊は、海兵隊が上陸した海岸に激しい砲撃を浴びせた。上陸後わずか3日間でノルマンディー上陸作戦を上回る、第二次世界大戦屈指の激戦地となった。
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- アメリカの司令官たちは、日本本土攻略における航空基地、補給基地を確保するため、本土からわずか500キロほどの沖縄を標的にした。日本軍は沖縄本島南部の壕から抵抗し、特攻隊は激しい攻撃を米国艦隊に浴びせかけた。1945年4月1日の上陸後、アメリカ軍の攻撃は5月の大雨で足止めされた。日米の大兵力が投下され、民間人を含む多くの犠牲が払われた。