北野武監督がビートたけし名義で主演もし、本作までを集大成した監督第4作。カンヌ国際映画祭“ある視点”部門でも絶賛され、“世界のキタノ”の足掛かりになった必見編。
東京の暴力団の幹部・村川は、上部組織の組長に頼まれ、ライバルの阿南組に困っている沖縄の同じグループ、中松組に圧力を加えるための助っ人役を引き受け、沖縄へ。だがそれに刺激された阿南組によって逆に命を狙われ、村川とその手下のチンピラたちは、海岸のそばの廃屋に身を隠すことに。八方ふさがりの状況を逆手に取って、それを息抜きに利用する村川だが、やがて送り込まれた刺客に手下たちを殺されるという緊急事態が……。